リストの指定したインデックスの要素を削除する #

リストの指定した位置の要素を削除する方法についてを示す。

Java

JavaではListクラスにリストの指定した位置（インデックス）の要素を削除するメソッド**remove()**がある。
E remove(int index)
このメソッドはリストから指定したインデックスの要素を取り出して返す。その後リストでは取り出されたインデックスよりも後続の要素を左に移動する動作を行う。

import java.util.ArrayList;
import java.util.List;
import java.util.Collections;
class Main{
  public static void main(String args[]){
    List<Integer> l = new ArrayList<Integer>();
    l.add(1);
    l.add(3);
    l.add(-2);
    l.add(100);

    for(int i=0;i<l.size();i++){
        System.out.print(l.get(i) + " ");
    }
    
    System.out.println();
    System.out.println(l.remove(1));    //lの1番目の要素を取り出して返す
    
    for(int i=0;i<l.size();i++){
      System.out.print(l.get(i) + " ");
    }
  }
}

実行結果

> java Main      
1 3 -2 100
3
1 -2 100

Python

Pythonでの方法は次の2つがある。

リストの関数**pop()**を利用する。
del 文を利用する

pop関数はリストの指定した位置（インデックス）を引数とし、実行するとリストからそのインデックスの要素を取り出し、返す。
del文はリスト[インデックス] の形で入力を行い、実行するとリストからそのインデックスの要素が取り出されるが、値は返されない。

以下に実行例を示す。

>>> a=[1,9,8,7,6,5,3,2]
>>> 
>>> a
[1, 9, 8, 7, 6, 5, 3, 2]
>>> 
>>> #pop では値が返ってくる
>>> a.pop(1) 
9
>>>
>>> a
[1, 8, 7, 6, 5, 3, 2]
>>>
>>> #delでは取り出された値は返ってこない (返り値無し)
>>> del a[1]
>>> 
>>> a
[1, 7, 6, 5, 3, 2]
>>>